土曜日

急展開である。ウチで預かっている筑波大生、学振に落ちたので就職決定だと思ってたら、彼の指導教官である筑波大の教授も、彼を失うのは惜しいと思ったらしい。彼に向って、進学したら研究室からバイト代を出す。月12万」と言ったらしい。それを受けて、僕の上司も「そこにプラスして、月8万くらいウチから出せば、20万になるよね」と。マジすか!二人とも、彼の価値をよく分かってる!口数の少ない、目立たないタイプだけど芯は強くて、僕らが見てないところで結構実験とか交配とかやってるんだよね。彼がやってる研究は、僕の将来構想の一翼を担っているわけで、彼が出ていってしまうと本当にピンチなのだ。

彼自身は迷っているようだ。この2年間で、研究の面白さを知ってしまった証拠だろう。けれども、博士課程の3年を終えた、その先は・・・?その不安は当然だろう。でも任しておけ、そこは僕が何とかしてやるぁー!