木曜日

学振の結果が突然(笑)告知された。本人がログインして確認しろという投げ槍なメールによって。。。
あちこち声を掛けてウチから出してもらった人は3人。PDが2人で、DC2が1人。DC2の子は明日にならないと見れませんってことでまだ結果待ち。PDは1人が残念ながら不採用になってしまったけど、もう1人が見事に合格!! よっしゃー!!って部屋ん中で思いっきり叫んでしまった。

しかし不採用になってしまった方の提案書も凄く興味深い計画だったんだよなぁ。。。読んだ瞬間、これは是非やって欲しい!って本気で思ったもんな。。。元々は別のビッグラボで提出しようと思っていたらしいんだけど、僕が声を掛けたら考えた末にウチを選んでくれたという経緯もあるから、余計に悔しいわ。こちらとしても書類作りを全力でサポートしたつもりだったけど、力及ばずだったか。。。もし彼がその気になってくれるなら、こちらの予算で雇ってでも来てもらいたいと思ってるんだけど。ちょうど来年度から枠が一つ空くしね。

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今日、学振の結果でアメリカのCSHLでポスドク(彼は海外学振で採用ならず)をしてる知り合いと話したわけだが、そのときに僕が我ながらあまりにもいいことを言ってしまったのでここに残しておくことにしたい(笑)

オレ学生〜ポスドク時代に自分に言い聞かせてたことがあるんやけど、それは「オレが研究してるのは、自分が有能であると人に認めさせるためじゃない」ってことでな。

でーっかい視野で考えるとさぁ、何か新しい事実を解明したり、役に立つ技術を開発したりするのは、オレじゃなくてもええわけよね。誰かがやって、その結果科学技術が進歩するならば。

とすると、今この時点で自分の力を認めてもらう必要はないわけだ(笑)

この先、自分のライフワークと言えるような研究テーマが見つかったときは、それこそお金ないと何もできひんし、そう思うと多分申請書の書き方がこれまでとガラッと変わると思う。必然的に。

僕がデキる子だからお金をください、僕の能力はこの奨学金に値するはずです、みたいな書き方はできなくなる。そうじゃなくて、この研究がどんだけ世の中を変えるか、これができんかったらどんなに重要な謎が解明されないままになってしまうか、そーゆー書き方になってしまうのよね。どうしても。

いいこと言ってるでしょ(笑)。あと、今思ったんだけど、自己アピールにしても、自分の長所や能力をアピールするよりも、自分がその研究に掛ける情熱を語った方がよほど効果があるんじゃないかなー。この研究をやってない自分の姿なんか想像できない!ってくらいの。

というわけで本日は以上。