土曜日

今日はたった一人の幼馴染の結婚式。元々新郎新婦と身内だけの予定だったところを、挙式だけは僕と嫁ともう一人の友人だけは呼んでくれたようだ。

彼女が婚約破棄を食らって人生のどん底に堕ちてしまったのがもう7年も前の話か。あの頃は本当にヘタしたら飛び降りたり飛び込んだりしかねないような気もして、必死でケアをした。もう一人の友人ってのも幼馴染と同時期に同じ目に遭わされた女の子で、事あるごとにその二人を連れ出してたな。実家で寝てたら勝手口からいきなり上がり込んできて「駅まで送ってくれ」と言われても、分かった顔洗って着替えるまでちょっと待て、とかすぐ応えてたっけ。傷を癒すことができるのは時間だけ。それまではとにかく気を紛らわせてやることくらいしか出来なかったし。二人にそれぞれ新しい彼氏ができたと聞いたとき、これで自分はお役御免だなーとか思ってホッとしたもんだ。で、今日、幼馴染はその相手ととうとう結婚が決まったわけ。正直、今日ほど誰かの結婚を祝福したいと思ったことはないわ。正直、身内の結婚より嬉しかったりして(笑)。
 いや、本当はそれより以前に、逆に僕のほうが幼馴染の存在に救われたことがあったわけで。彼女が僕に何か特別なことをしてくれたわけじゃなくて、それこそただ気を紛らわすのに付き合ってくれてただけなんだけど。あと、僕と嫁を引き合わせてくれたのも幼馴染だし!
 そんなわけで、そういう感謝の気持ちも含めて、今日はお祝儀いっぱい包んじゃったぜ!今日はマジでおめでとう。幸せになれよーーーー