木曜日

本日は最近京都にできた研究施設「総合地球環境学研究所」なる所にお邪魔してきた.学会で知り合った,粟の研究をしている福永さんという研究者の方に,個人的にお話を伺うためである.いや,この福永さんの研究対象である「モチ粟」(もち米ではなく)が,分子的にどえらく興味深い性質を持っておるのである.で,福永さんの論文を見た瞬間に僕が「調べてみたい」と思ったことが,福永さんも調べてみたいと思っていたことらしく,でもって僕が今使ってるテクニックで手っ取り早く調べられるんじゃないですか,という話をしてきたわけである.そんなわけで,来月あたりから共同研究が始まってしまうかも知れない.


最後にこの研究室に対していい置き土産ができるかも知れない.できなくても知らない.


それにしても総合地球環境学研究所(略して地球研)は,綺麗でカッコイイ建物であった.しかも研究所そのものは閑散とした郊外に佇んでいるとはいえ,京都の市街地にもすぐ出られる場所にあるし,職場環境としては文句なしなのではないだろうか.