水曜日

大事件である。

砂浜に生えてる野生種、塩には強いんだけども、日本で育てると種子が取れない。今も水耕栽培をしてるんだけど、相変わらず花は咲いても実がつかない。うむ。。。

あれこれ考えては試してみたんだが、どれもダメ。で、今回はもしかしたら水耕液のpHじゃね?ということになった。原生地は炭酸カルシウムの豊富なサンゴ浜。つまりかなりのアルカリ性で、土壌pHは約9。対して、市販の水耕液はpHが5〜6になるように調整されている。

というわけで、とりあえず手元にあるものを使ってpHを上げてみることにした。手元にあるものっていや、水酸化ナトリウムでしょ。水耕液って多分弱酸の緩衝液になってるから、濃いめのNaOH水溶液を作って、簡易のpHメーターで測りながら加えてみたら、全部入れても5.6が5.8にしかならなかった。これ以上入れるとナトリウムイオンの濃度が上がり過ぎると思い、その日はそこで一旦やめることにして、水耕栽培用のpHアップ剤を発注した。

その翌日。

植物がぐったりしている。葉っぱは多くが枯れてしまいそうだ。なぜだ??? でも完全に植物が死んでしまったわけではなくて、一部はしっかり生き残って、さらに翌日には新しい葉っぱが出始めた。どうやら復活したようだが。。。

しかしあまりにも様子がおかしい。何が原因だったんだ? と思っていたんだが、その原因が今日、ハッキリしたんである。

pHメーターが壊れていた。

なんだとぅΣ( ̄□ ̄;)!!

で、正常なpHメーターで測定し直してみたら、表示された数字は何と、12!! えええ!?pH12!?

信じられない。水耕液のpHが12になっていたこともだが、それに順応してしまった野生種の方がもっと信じられん。。。これは大事件だ。色んな意味で。