土曜日
久々に筑波山登山。去年も紅葉の時期に登ろうとしてみたら大混雑で断念してしまったので、今年は早起きしてリベンジしたのだ。しかし朝八時に登山口に着いたのに、結構人がいるんだもんなー。みんな筑波山好きすぎ!
しかし研究者ばっかで登ると大変だわ。特に病理学者ども!病気発見していちいち止まるもんだから、通常1時間半で登れるはずのところが、余裕で山頂に到着したのが11時半。余裕で2倍以上掛かっとるがな。下りは結局ケーブルカーとなり、うなぎを食って帰ってきた。今度は紅葉シーズン以外に登って、きちんと一周してこよう。
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休日を利用して後輩の論文ver.2に赤ペンを入れる。昔一緒にやってた研究だから、結果は全部知っている。知っているはずなのに、読みにくい。しばらく考えこんで、何が間違ってるのかよ〜やく分かった。まず、イントロでそもそもこの研究がどういう問いの下に始まったのかが書かれてない。Resultsも、前提としてどういう事実があって、それに基づいてどんな仮説を立てていて、だからそれを検証すべくこんな実験を行った、ということが説明されていなければならない。でも、実際に書かれているのは「まず、○○遺伝子の発現量を調べた」とか。何でやねーん
論文だって基本はプレゼンと同じだ。ちゃんとストーリーに基づいて書かれていなければならない。プレゼンとの違いは、詳細なデータを提示することで、著者の主張が正しいかどうかを読者が検証できる、という点に尽きるだろう。後輩はプレゼンに関しては文句なしにデキる子だ。だから書き方さえ身に付ければ、良い論文が書けるようになるはずだ、と僕は思っている。
そんなわけで、彼女の論文のことは全力で見る。自分の原稿が真っ赤になるのはショックだってことは僕自身も経験してよく分かっているけれど、そこは通り抜けなければならない道なのだ。