火曜日

一般公開用のポスターでけた! 今回は常に誰かが前に立っているわけではないので、ちょっと文章多めだけれど、最初から最後まで全部読んだところで3分も掛からないはず。あとは今年度最後の温室の片付けをして、受賞講演用のスライドにも着手。昔のプレゼンを全面的にリメイクして生まれ変わらせる予定(笑)。育種学会に来る人は楽しみにしといておくれ。

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「博士課程に進もうか迷っている学生がいたら全力で止める」みたいな研究者のセリフ、アメリカから帰ってくる前から結構見たり聞いたりしてきた。昨日もTwitterのTLに流れてきたし。

でも僕は逆のことを言う。「今なら狙い目かもよ」と。そりゃ、ポスドク一万人計画の結果、競争に勝ち残れないドクターは増えた。ネット上にも不満が溢れ返った。で、その結果、今は明らかにドクターに進む学生の数は減ってるわけです。んで、仮に今後ドクターを取る学生の数が半減したとしても、大学や研究所のポストの数は現状維持が微減ってところじゃなかろうか。ね、だったら今からドクターに行く学生は、勝ち残れる可能性が今より断然高くなる。

まあそもそも、みんなと同じ方向を向いて安心するような人は研究者には向いてないし、厳しい世界だから止めとけと言われて諦めるような人も研究者には向いてないと思うけど。やっぱ研究って他の誰も見ていないところに目を向けて、常識的には間違いだと考えられてる事態をひっくり返したりするのが仕事だもん。そういうのが楽しいと思える人じゃないと、しんどい仕事でしかないだろうな。

あと、「研究なんて」とか「研究者なんて」みたいな言葉を口にする研究者も、研究者には向いてないでしょう。だから、良い子のみんなはそんな人の言葉は聞かないようにしましょうね。