火曜日
植物生理学会用のスライドを作る。正直言って、こんなに分かりやすいゲノムの研究発表もないと思う(笑) 最終日ってのが残念だけどなぁ。。。途中で帰らずに見ていった方が得だよ、みんな!
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さて、島根脱出(笑)の話の続きを。
運転手さんを追いかけてタクシー乗り場へ向かったものの、そこでは閑古鳥がひたすら鳴いている。もう全部出ちゃったのね。。。やっぱりダメかと完全に諦めてプランBに移ろうと思っていた僕だが、運転手さんは諦めない。タクシー乗り場に書かれている電話番号を指さし、「ここに電話してみなよ!タクシー会社だってここのすぐ近くだから、そんなに待たなくても来てくれるはずですよ!」と。確かにそうかも知れない、と僕も思い直して携帯から電話を掛ける。と、受付の女性が一瞬で出た。早やっ
「あのもしもし、今七類港にいるんですが、今からタクシーを寄越してもらって、9時15分の飛行機に間に合いますかね?米子空港なんですけど」
「そうですねえ。。。約束はできませんけども、構いませんか?」
「ええ、それは分かります。まあでもどっちみち空港には行かないといけませんしねぇ。。。ちなみにここから空港まで幾らくらいかかりますか?」
「そうですね、3500円くらいじゃないでしょうか」
「あ、ほなもうとにかく空港まで送ってください」
で、すぐにタクシーが来るのかと思いきや、案外来ない。そしてテンションが天井まで上がってしまった運転手さんがまたよく喋る喋る。本当に僕より慌ててくれているんだなと思うと、何か微笑んでしまう。というか、タクシー乗り場で一緒にタクシーを待ってくれるなんて親切過ぎるだろ!心が温まっちまうじゃないか!
「なかなか来ないねえ!こういう時の待ち時間ってほんっとに長いんだよな!」
「まあホンマに間に合わんかったら夕方の飛行機で帰ったらええだけですから。あと、どっちにしてもこういう失敗って後で笑い話になりますやん?これも旅の思い出ですよ(笑)」
「そうだよね!(笑) でももっと途中で行ってくれたら、その場でタクシー呼んでバスを停めて降りてもらうことも出来たんだけどねえ!」
「え、そんなこと出来たんですか!? って、そんな選択肢思いつきませんわ(笑)」
「ちょっと前だったら、このままアンタを乗せて空港までバスを走らせて行くところだったんだけどね!最近は違う走ると怒られちゃうから」
「ありがとうございます。まあでももうタクシーも呼んでますし、あとは全てを運に任せる、というか、タクシーの運ちゃんに任せるしかありませんわ。どっちゃにせよ、今日中には帰れますから」
「あっ来た来た!やっと来たよー!!」
「あ、ほんまですね。ほしたらこれで。どうもありがとうございました!」
と、僕は帽子を脱いで礼をしてから、タクシーに乗り込む。運転手さんは笑顔で送ってくれた。で、タクの運ちゃんは本気で空港までぶっ飛ばしてくれて、米子空港には9時ちょうどに着いた。速ええ! タクシー料金を払って、しっかいお釣りを受け取る余裕もあった(笑)。というわけで、無事に島根を脱出することができたのだった。
めでたしめでたし。
しかし同じ時刻に同じ乗り場から、違うところへ向かうバスが出るなんて、どんなトラップだよ(苦笑