金曜日

ただいま。ついに死のロードが終わった!先月の島根に始まり、2ヶ月間でプレゼン9つ。終わってみれば2013年の3分の1が過ぎ去っている。。。おお、何てこったい。

県立広島大での特別講義も無事終了。ちょっと時間を余らせてしまったけれど、それでも途中で寝ちゃう学生は一人もいなかったしね。大学院の授業で、毎週外部講師がやって来て話をする枠があるらしいんだけど、僕は今年度の3人目。聞いてくれていた学生の一人は「最初の2回は爆睡したんですけど、今日はちゃんと最後まで起きてました!」とか(笑)。学生たちが提出してくれた感想を見てみると、ほぼ全員が「アズキって実は凄かったんですね」と書いてくれている。よっしゃよっしゃ。自分がこの植物に出会ったときの感動を伝えることには成功したらしい。

今日は同じ職場で学振PDをしている人物と話す。こないだの作物学会のときに彼の研究を聞いてみると面白くて、さきがけを狙うチャンスがあると思ったから。で、勧めてみた。彼は考えてみたこともなかったけれど、挑戦してみます、ということに。ウチの領域は基本的にモリキュラーな人たちばかりだし、あからさまな生理学をやってる彼みたいなテーマは却って狙い目かも知れない。。。と僕は読んでいるわけだけど。

で、そのままの流れで飲み会。学生時代隣の研究室にいた連中がどんどんつくばに集まっているので、そいつらに一斉集合を掛けてみたら全員集まった(笑)。そして脳に酸素が足りなくなるほど笑った。

で、その飲み会のときに後輩の一人が「今日、名古屋大から准教授の先生が話しに来はったんで内藤さんの話をしてたんですけど、絶賛してはりましたよ。『彼は学会のホープだからね。変な格好してて発表の仕方もユニークだから敵も多いんだけど、何せ実力が凄いから。誰も文句言えないね』って言うてはりましたもん」と言う。それを聞いて、ちょっとビックリした。えっ、僕、敵多いの?と。そりゃちょっとムチャしてるから全員に気に入られるわけにはいかないと思ってたけど、「多い」って表現が出てくるほどなのか。今は調子良くて勢いもあるからみんな黙ってるけど、何かの表紙に調子が狂ってしまったら一気に足下を掬われてしまうってことだろうか。

そういう事態を防ぐには。。。自分が転び掛けても簡単には崩れないような地盤を固めておくしかない、か。しっかりとした研究の基盤を作って、周囲の研究者からの信用を得ておくしかないわけだ。その第一歩は、今の研究チームを上手く運営すること、だよな。