水曜日

そろそろ温室の植物たちが片付き始めた。ってゆーかまだやることあるからお願い、暑さよ、もうちょっと残ってておくれ。

名古屋の接ぎ木名人から接ぎ木された植物が本当に届いた。感激。こないだはわざわざつくばまで来て接ぎ木してもらっておきながら、灼熱と化した温室での馴化に失敗して全滅させてしまった僕。それでも愛想尽かさずに付き合ってくれる彼には本当に感謝している。
 しかし他の植物で接ぎ木した実験の結果がちょっと面白いことになっていたので、これから行う実験が本当に楽しみ。しかし切ったり貼ったりができちゃう植物という輩は一体何てやつらなんだ。動物ではそんなこと絶対できないし、できたとしても気持ち悪くて耐えられないけど。

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夕方にツイッターで呟いたことだけど、今年度の科研費の目玉として、特設分野研究というのができたらしい。基盤Bまたは基盤Cで申請できて、基本的に他の科研費と重複して申請・実施ができるんだってさ。で、今年度は3つの分野が特設されて、うち一つが嬉しいことに我らが農学系。おお、と思って公募要領を読んでみると。。。

http://www.nacos.com/jsb/02/02PDF/h26_shokuryojunkan.pdf

全く理解できん。最後の段落が特に酷くて

以上のことから、食料生産に関わる植物、動物、微生物の生命活動と、それを育む自然環境を長時間軸での物質循環システムとして捉えなおす農林水産生態学をはじめとする、自然科学分野および環境学分野と、食料供給システムの実態を研究する社会科学分野の研究者とが一堂に会することが出来る、新たな分野「食料循環研究」を設定し、食料生産と供給に関連する、あらゆる分野からの研究課題を募集する。

どんだけ長い一文やねん。要するに「食料生産と供給に関連する、あらゆる分野からの研究課題を募集する」ってことなら、生態がどうのとか環境がどうのとか、そんな説明いる?逆に何か明確な意図があってあれこれ書かれていたのだとしても、分かりにく過ぎて自分の研究がこの分野に相応しいのかどうか混乱して応募を躊躇する研究者が大量生産されてしまうのがオチだぜ。。。そもそも、本当にあらゆる分野でいいんだったら特設ですらないではないか。

やれやれ。