火曜日

時差ボケひどいし、今日は死ぬほどメールが来た。あと出張書類の提出とかで一日終了。ひどい。

先月カンボジアに行ってた上司と学振くんから話を聞く。アズキのなかまVigna minimaの種内多様性がヤバい。ヤバ過ぎるので3月の学会で探索報告をすることにしたそうだ。うん、イケると思う。僕は僕で一つの出会いが生み出した壮大なドラマを語ってみようかな、学会で。

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さて昨日の続き。

New York Cityには実は学部生時代の友人が住んでいて、Facebookで繋がっている。
友 NYCに来るの?だったら会おうよ
僕 大学卒業以来やな!是非会おうぜ。それにしてもNYCのホテル高くね?1泊300ドルとかマジあり得へん
友 別にウチでもええけど?
僕 何それマジ助かる!さんきゅー!
友 ウチは子供がいて出歩けないので一人で観光してから直接ウチまで来てね。MOMAからなら、目の前の駅からSubwayのM trainに乗ったらいちばん近くの駅まで来れるから。

という流れ。さてNY MOMAが閉館となり、いよいよ友人宅へGO!NYCの地下鉄は路線が沢山あって、路線ごとにA〜Nくらいまでアルファベットが振られている。MOMAの最寄り駅にはE trainとM trainが走っているのだけど、その駅を境にして二つの路線は分岐している。つまり、間違ってE trainに乗ると明後日の方向に連行されてしまうのだ。おお、怖い!

駅のホームで待っていると、最初に入ってきたのはE。乗りたいのと違うやつや、というわけでその電車はやり過ごす。で、次の電車が入ってくるとき、構内アナウンスの声がはっきり聞こえたのだ。「This is Manhattan bound train.」と。なるほど、Manhattanに向かう電車だからMなのか。そう思いながら乗り込んだ列車は、しかし、Eだった。あれっ。二つ続けてEだったのかよ、くそっ。

引き返してやり直しだ、ということで次の駅で降り、逆方向のE trainに乗ってさっきの駅に戻る。今度こそ間違えないぞ、と思ってM trainを待つ。やって来たのはE train。次の列車もE train。その次もE。また次もE。

さすがにおかしいな、と思い始めたときに、横にいたホームレスに話し掛けられた。
「There's no M train today.」
は!?
「M train is only for weekdays. They don't run M trains on weekends.」

そんなことってあるのかよっ!?っていうか、友人もどうしてそんな大事なことを教えてくれないかなー。。。ったく、すっかりアメリカナイズされやがって。。。とか言っててもしょうがない。地下鉄の路線図を睨んで目的地に向かう経路を探さなくては。

まずはどうしようもないのでEに乗って一駅進み(さっき降りたとこで良かったんかい)、そこでBかDに乗り換えて一駅戻り、さらにFに乗り換えれば目指す駅まで行ける。。。ちゃんと週末も走っててくれれば。

幸いその日はそれ以上のトラブルはなく、予定よりだいぶ遅れて友人宅に到着。

で翌朝、空港に向かうために乗ろうと思っていた方面が工事中、仕方なく逆まわりでJamaica Staitionに向かう。この駅から、JFK空港に乗り入れているAir Trainに乗り換えられるのだ。で、昨日散々振り回されたE trainの逆方面に乗れば、Jamaica Stationにたどり着ける。。。はずだった。

E trainに乗り込んでから路線図を見てハタと気付く。行き先にJamaica Stationという駅がない。あるのは終点の「Jamaica Center」だけだ。それでええんか? 

で、とりあえずJamaica Centerまで行ってみたら、やっぱり違った。どこにもAir Trainのサインがない。フリーのWifiも飛んでないし、さてじゃあどこに行けばいいのか。考えろ。。。

そう言えば一つ手前の駅が、何とかAvenue, JFKって名前だったな。JFKってJFK空港の意味か、多分?

…ということで、ようやく空港に辿り着いたのだった。Jamaica StationはAir Trainの駅の名前、なのに同じ所に止まる地下鉄の駅は違う名前。。。アメリカ人めッ…!!!

帰国してから嫁にこの話をすると
「けんくん、ほんまに真っ直ぐ行って真っ直ぐ帰って来られへんよなあ」
と言われた。うん絶対何かあるよねいつも。飛行機飛ばなかったり台風に直撃されたり。。。