水曜日

学会の幹事さんから連絡が来て、プレスリリースの資料がまだ届いていませんが、、、と。えっ、と思って過去のメールを見なおしたら昨日が締切だった(爆)。いちおう残すところは仕上げの作業だけだったんだけど、慌てたせいでなかなか仕上がらなかった。送ってからミスに気付いて修正して送り直してみたら、その修正によって別の箇所のフォーマットが乱れしまっていたことに気付いたり。そんなこんなで、結局4回送り直してしまったよ。面目ない。

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さて。先日のプロジェクトが打ち切られかけた話の続き。

僕の話を聞いた嫁は「けんくんを困らせる人間は私が許さへん!そいつが私の前歩いてたら足引っ掛けて転ばしたんねん!」みたいなことを本気で言うので、僕は少し笑ってしまった。笑いながら、昔読んだ小説の一節を思い出す。「君には、信用できる人は何人いる?仲がいい友だちとかそんなんじゃないよ。よく映画とかで主人公が陥れられて世界中から追われる羽目になる話があるじゃない?でも、そんな主人公に力を貸してくれたりする人物も出てくるよね。僕が言っているのは、そういう『喩え世界中を敵に回してもこの人は味方になってくれる』と思える人ってことだよ」みたいな会話だった。僕にとって嫁はきっとそういう「本当に信用できる人」なんだろうなと思った。

そうは思ったけど、それで満足していてはいけない気もした。いや、嫁が僕の味方をしてくれるのはいいんだけど、でもやっぱりパートナーに言われた「根に持つタイプなんですね」という一言が引っかかったまま頭から離れない。先日の彼との会話を思い出す。

「根に持つ…うーん、そうかも知れませんねえ。確かに過去に僕の邪魔をしてきた人のことも忘れてないんで。でもさすがに復讐とかまでは考えないっすよ? でも今回の件もほんまに頭にきましたわ。これから先、アイツが何か情報提供を求めてくるようなことがあったとしても、何も教えてやりませんよ」
「それって復讐じゃないですか(笑)」
「あれっ…ほんまですねえ(苦笑)」

確かに、さっきの自分の言葉は、もし可能であるなら僕はあの評価委員に何らかの形で仕返しをしてやりたいと望んでいることを意味している。僕は、自分の中に恐ろしい一面があることを自覚せざるを得なかった。「もし可能であるなら」とは、「もし自分に力と権力があったなら」ということだからだ。

・・・もう遅くなってしまった。続きは明日にしよう。