水曜日

所内の競争的研究資金に落選してしまった。ポスドクくんたちと延々議論をして書き上げた自信作だったのに。

メールで残念なお知らせが届いてすぐに、理事長室に駆け込んだ。今回書いた内容の方針で来年度の外部資金を獲得してやろうというつもりだったので、内容のどこに問題があったのか教えてもらいたかったのだ。

「教えてください理事長、内容に改善すべき点があったのなら、それを次に書く申請書に活かしたいのです」
「いや、君のところには既にお金があるし、所の予算も限られているので他の人にところに出してあげようということになってね」
「ええ〜っ、そんなぁ〜」
「内容に問題があったと言うよりは、さっきの審査会では君の案件については内容は全く話題に上らなかった。君にはお金があるから」

ということで、最近の努力が空振りに終わってしまったことに結構落胆したのである。昨日はしょうがないかと思ったんだけど、今日になってもまだどこか気分が晴れなくて、ああ思った以上にショックだったのだなと自覚した次第。

ジーンバンクというものの存在価値を飛躍的に高めることのできるアイデアのはずなんだけど。それこそ、これまでとは次元が違うってくらいに。今あるお金じゃそれを実現できないから、出したんだけどなー・・・

とか言ってる間に来月また申請書の締切だ。もう一度魂を削るほどの文章を書かないと。気合いれろー