金曜日

久々の更新。今月末が締切だと思っていた申請書だけど、実は今週水曜日までに形になっていなければならないことが発覚して死にそうになってた。ほんと久しぶりに精神的に追い詰められた。

今更だけど、GWは有給も重ねて、1日、2日、3日と山口県下関まで行ってきた。1日は僕が始発電車でつくばを出て、午前9時位には京都で嫁と合流する予定だった。

寝坊した。

敢無く現地集合ということに。とほほ。

旅行の予定を決めた時に、嫁に「始発で大丈夫?朝早いで?」と念を押されて「心配ない!」と胸を張ってた僕。。。情けなさ倍増。平謝り。

嫁に遅れること約1時間、僕も下関に到着。食い逃げ防止のためか、店の裏から調理場を通って入るという迷路みたいな店で海鮮丼を食い、レンタカーを借り、秋吉台へ。秋芳洞はデカかったけど、神秘性なら岩手の龍泉洞かなぁ。素晴らしかったのは秋芳洞より秋吉台。カルスト地形とかいって教科書に載ってた写真しか見たことなかったけど、草原ではなく、岩山でもないという不思議な原っぱが広がる光景には心を奪われた。

下関に戻ってホテルにチェックインを済ませた後、晩御飯は天ぷら。嫁の後輩が下関出身で、「下関なら絶対この天ぷら屋さんに行ってください!!」と強く勧められたということだったので、行ってみることにしたわけだ。そしたら、これが。

うまかった。

信じられないくらいうまかった。大将も相当腕に自信があるらしく、カウンターに座った僕らが旅行者だと分かると「ウチの天麩羅食ったら、天麩羅の概念が変わるよ。素材の味がダイレクトに伝わってくるから」とか言い切っちゃうしね。でも、本当に伝わってきたよ、素材の味が!!ジャガイモの天麩羅を一口齧ったときなんか、驚きのあまりひっくり返りそうになった。ジャガイモってこんな味すんの!?と。どれもこれも本当に美味しかったので、次の日の晩御飯も来ちゃいました。天ぷら屋「気吹寄(いぶき)」。

二日目は朝から車で角島へ。しかし寄り道はしたい。とくに地方では重要文化財なのに無造作に置かれていたりすることもあるしね。。。と思って探してみたら、やっぱりあった。安養寺の厚母大仏。期待通り他に誰もいない。というか住職もいなかった。受付もなく、拝観料も取ってなかった。しかし、曹洞宗の寺なのに阿弥陀如来が本尊とは。すぐ隣に浄土真宗の寺があったにもかかわらず。

あと、川棚のクスの森、という名のクスノキの巨木を見た。デカかった。マジでデカかった。

そして角島へ。ここは、結婚前の、僕がまだアメリカにいたときから嫁が「ここ行ってみたいねん」と言ってた場所だったのだけど、ようやくそれが叶いました。ここの海はほんとキレイだったわ。気になる人は角島で画像検索をしたまえ。

その後さらに「東後畑の棚田」という、ワリと有名らしい棚田を経て、千畳敷まで足を伸ばして帰ってくる。

3日目は壇ノ浦で滅んだ平家を祀る赤間神宮へ。その赤間神宮では偶然にも先帝祭が行われていた。おかげで凄い人だったのだけど、厳かに行われる儀式もいいよねえ。笙の音色とか初めて生で聞いたけど、熟練した人が吹いていたせいなのか、大変心地よかった。今思えば、動画撮っとくんだったな。。。

その後壇ノ浦を高速船で渡って門司港へ。荒れた海をぶっ飛ばす感じで、甲板席だと飛沫がバシャバシャ飛んで来た。嫁はジェットコースターみたいだと大はしゃぎだったが、僕はメガネに潮が掛かってゲンナリだった。

門司港ではいわゆるB級グルメ的な瓦そばを食ってみたんだけど、イマイチ過ぎてがっかりした。悔しかったのでそのままツイッターが教えてくれた焼きカレーを食ってみたら、こっちはうまかった。あと、「ガラスのため息」という名のアクセサリー屋さんで、嫁にピアスを、嫁の母上に母の日の贈り物としてネックレスを買って、旅はおしまい。新幹線で京都に帰った。

それにしても、山口は一度や二度の旅行では全然回りきれないほど見どころのある県だと思った。意外と広いし。今度は萩や長府にも行ってみたいもんだ。