日曜日

3月は16-18日が植物生理学会、21・22日が育種学会、27・28日に園芸学会と作物学会をハシゴするという結構忙しいことになっていた。合間には入試説明会に向けてのチラシを作ったり、東大のWebサイト掲載用の自己紹介動画の準備をしたり。

植物生理学会は英語でシンポジウムなのでハードル高かったんだけど、多分英語でもちゃんと伝わっていたはず。翌日の懇親会で女子学生に囲まれて「昨日の講演凄かったです!ワイルド&セクシー!!」という事態になったのは流石に初めての経験だったので驚いた。学会発表でそんなことあるんや。。。と心のどこかで思いつつも、「え、マジで?よっしゃーー!!」とその場でガッツポーズをしながら叫んでいたことは内緒だ。

育種学会ではまた違う話をしたのだけど、これは今まで何となくOKとされてきたことの盲点を暴いて、さらに自分たちのイイ仕事ぶりを見せつける形の発表をしたので話してて死ぬほど気持ち良かった(笑)。聴衆全員に自分の熱が伝わったことがハッキリと感じられる会心のプレゼン。

育種学会はウチのポスドク3人もそれぞれ発表したのだが、1人は文句なし、もう1人は(本人にとって)一番肝心なところが伝わらないどころか完全に誤解される形の発表だった。ま、失敗するのも教育のうちってね。3人目については、敢えて言及しないでおく。

あと、育種学会は自分がこれまで幹事をしていた若手の会を次の世代に譲ったのだけど、期待以上にいい仕事をしてた。で、僕自身は若手の会を抜けてもまた定期的に集まれる何かをやりたいと考えていたのだけど、育種学会中に具体的なアイデアを思い付いた。周囲に話してみると非常にウケも良かったので、今度の秋の学会で立ち上げることにする。学会の垣根を超えるための継続的な活動だと思うと、何かワクワクしてくる。

園芸学会と作物学会をハシゴしたのは、目ぼしい連中を誘い込むことも目的の一つだったわけで。で、話し掛けた全員が快諾してくれた。思った通り、ニーズはあったわけだ。

ちなみに園芸学会では、ビッグな後輩が更にビッグになっていた。作物学会では、ウチのポスドクが再び文句なしの発表を(エラそーに)して、発表後に「え、君まだポスドクなの!?」と突っ込まれていた。まあでも、プレゼンするんならあれくらい自信満々に話すのがいい。他には、京大のダイズの仕事が面白かったな。

その後、知り合いが作物学会の奨励賞を受賞の祝賀会に参加。受賞講演は園芸学会に行ってたせいで聞けなかったのだけど、凄くいいプレゼンだったらしい。というか、「内藤さんの影響がそこらじゅうに見受けられるプレゼンでしたよ(笑)」という感想がそちこちから聞こえてくる。飲み会で問い質したら、本人曰く「そりゃもう内藤さんのプレゼンを頭に思い浮かべながら準備しましたから」ですってよ。いやー、嬉しいねえ。

そしてこの飲み会に作物学会長も出席してて、このブログをチェックされていることが発覚したのだった。マジかー。

そんなこんなで、平成26年度最後の2週間が過ぎて行ったのでした。