・人の天性まちまちなるゆえに，甘きものを好む人もあり，辛きものを愛する人もあり．もし我が好む味を本として，余味は皆いたづらなりと言はば愚人なるべし．（夢窓国師）・有利な個々の変異を保存し，不利な変異を絶滅すること――これが自然淘汰である．（…

データの量産体制に入ってるときに失敗すると結構凹むよね．ちくしょー

・人の目は百里の遠きを見れども，その背を見ず．明鏡と雖もその裏を照らさず．（貝原益軒）・四十を過ぎた人間は，自分の顔に責任を持たなければならない．（リンカーン）・倒れし者を，そのうえ蹴りつけんというのが人間の生まれつきの性なり．（アイスキ…

昼間は実験，夜に論文を書くというスタイルになってきた．今夜はイントロの前置き部分を強引に書ききってみた．これで大体自分の研究の立ち位置が分かるんだけど，いやー，見直せば見直すほどコーフンしてくる．先達や他の研究者達がこんなにも文脈を整えて…

・自己について多くを語ることは，自己を隠すひとつの手段でもあり得る．（ニーチェ）・自我というものはそれ自体不正なものだ．なぜならば，自我は自分が万物の中心だと思おうとするからである．（パスカル）・「汝自身を知れ」という格言は適切なる言にあ…

追加実験について早速Nathanと相談．予想以上に環境は整っている．上手くいけば年内に全て終わるかも？ 論文を書きながら実験を進めれば，ワリとすぐに投稿までもっていけそうだ．新しい実験のノウハウも身に付くし，願ったり叶ったりだね，こりゃ． ・・・…

・自惚れは苦しみの源泉である．自惚れが消えた時から，人生の幸福な時期が始まる．美しさが衰え掛けたとはいえ，まだ相当綺麗な婦人でも，己の自惚れによって不幸にもなるし，滑稽にもなる．（シャンフォール）・女の自惚れを満足させてやるのが男の至上の…

実験機器を借りている隣のラボの社長はその名もXiaoyu Zhang．僕が前にアメリカにいた時は，同じラボでポスドクをしてた．PNASやGENETICSに論文を３，４本投稿したあと，UCLAでもう１度ポスドクをやり，NatureやScienceやCELLにバンバン論文を出し，晴れてプ…

ノートパソコンが壊れかけ．一旦電源を落とすと再起動が大変．とりあえずデータは全部バックアップ取ってるから，ぶっ壊れても致命的な問題は起こらないわけだけども，いざ壊れられると不便だよなー．アメリカンのＰＣでも日本語のＯＳは入れられるけど，キ…

・人間は自分の弱点に気がついたとき，初めて人間を嘆じ，軽蔑するようになる．（ベルクソン）・人間はすべて善でもあり，悪でもある．極端はほとんどなく，すべて中途半端だ．（ポープ）・人間は神が作ったということは僕には信じられない．神が作ったもの…

スパートを掛けたい実験なのだが，機器を借りている隣のラボの人たちが午後から忽然と姿を消してしまい，本日の実験終了となってしまう．がっくり． 代わりに参考文献に再び目を通しつつ，論文を書き始めてみた．５時間掛けてタイトルが決まり，更に５時間掛…

・場合によって人間は繁栄以外のものを愛することはないのか．敢えて逆境を愛し，しかも熱愛するときも確かにあるものだ．（ドストエフスキー）・人間には二種類しかない．一つは，自己を罪人と思う義人であり，他の一つは，自己を義人だと思っている罪人で…

椅子に座って机に向って一日ぼんやり考える．何をって，論文の構想をね．

・罪業もとよりかたちなし，妄想転倒のなせるなり，心性もとよりきよければ，この世はまことのひとぞなき（親鸞）・悩める人々の間にありて，いと愉しく生きん．悩める人々の間にありて，悩みなく暮らさん（釈迦）・人間とは取引をする動物なり．犬は骨を交…

きたー！！カンペキな結果がでたー！！！ 予想通り！期待通り！いやーうんやっぱりこれだよね，この瞬間があるから研究するんだよね．とルンルン気分で帰ったら台所の流しが詰まってるしΣ(￣□￣；)！！ 彼女とスカイプしよーとしたらカメラ映んないしΣ(￣□￣…

一般的に人間は犬に似ている．他の犬が遠くで吠えるのを聞いて，自分も吠える．――ヴォルテール 汝を罵倒したり，打ちのめす人間が汝を虐待するに非ず．それを恥辱と考える汝の考えが，然らしむることを知る．――エラスムス

世界名言大辞典作者: 梶山健出版社/メーカー: 明治書院発売日: 1997/11メディア: 単行本 クリック: 76回この商品を含むブログ (4件) を見るマコトが卒業して帰国する時に置き土産としてくれた本．パラパラとめくっているが素晴らしい言葉の数々である．よっ…

忙しい．日ごとに疲労が溜まってくるのが良く分かる．

「君たち人間ってのは、どうせ憐れなものじゃあるが、ただ一つだけ、こいつは実に強力な武器を持ってるわけだよね。つまり、笑いなんだ。権力、金銭、説得、哀願、迫害------そういったものにも、巨大な嘘に対して起ち上がり、いくらかずつでも制圧して-----…

ボスから新たなデータ解析司令．ひょえー

僕の実家の庭には松の木が生えている．大きくて立派で，屋根より高くて，子供のころは毎日のように見上げてた． それが枯れてしまったらしい．雷が落ちたんだそうだ． 母曰く，もはや切らざるを得ないと． その松の木は，曾々爺さんが移ってきてから，曾祖父…

週末に遊んだ疲れが抜けない月曜日．

京大の大学院の先輩にＧさんという人がいた．ほとんどイネしかやっていなかった僕の出身ラボで，ダイズの栽培と研究を立ち上げた人だ． 「大学4年の卒業研究でイネをやったけど面白くなくて，修士課程から何か自分で研究テーマを探そうと思って色んな人に意…

またもアレルギー発症でフラフラしながら実験をする．フラフラと帰宅し，フラフラと晩御飯を作り，フラフラしながら食べた．抗ヒスタミンを飲んだが，これって発症してから飲んでも手遅れで，明日の朝までは効果を期待できない...はくしょーん

いつかの内田樹のブログに書いてあったこと． 「被害者意識を持つ」というのは、「弱者である私」に居着くことである。・・・自分の不幸を説明する仮説の正しさを証明することに熱中しているうちに、その人は「自分がどのような手段によっても救済されること…

今日はグループミーティング．大学院生のプレゼン２本を見たわけだが，まー面白くないわけで．発表が面白いか否かは「何を話すか」よりも，「どう話すか」という方法論で９９％決まる．しかし面白い発表が出来る人間がこんだけ少ないということは，ちょっと…

ガツガツ実験．植物を育て，苛め，凍らせて，磨り潰す． ちなみに，それを動物相手にやりたくなくて，僕は植物を選んだのでした．学生時代も，マウスを使う実験演習はサボったもん．普段は蚊も殺さないんですよ，僕．ムカデとゴキブリだけは退治するけど．

西田幾多郎キーワード論集 (エッセンシャル・ニシダ)作者: 西田幾多郎出版社/メーカー: 書肆心水発売日: 2007/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見るしばらく読むのを中断していたが，再開．毎日３〜５ページずつくらい，少しずつ．その成果…

パンセ (中公文庫)作者: パスカル,前田陽一,由木康出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 1973/12/10メディア: 文庫購入: 16人 クリック: 56回この商品を含むブログ (73件) を見るほとんどが宗教的な言明で参った．名言として残ってる言葉はさすがに素晴らし…

アキラが３０歳になったので交換留学生数名を集め，肉じゃがを作ってみたのだが久しぶりだったせいか味付けを間違えた．つーか，やっぱ一晩寝かして味をしみ込ませないとダメね．．．