西洋哲学

実体の否定byラッセル

『実体』という概念は、真面目に考えれば様々な難点から自由ではあり得ない概念である。実体とは、諸性質の主語となるもので、その全ての性質から区別される何物かである、と考えられている。しかし諸性質を取り去ってみて、実体そのものを想像しようと試み…

ダーウィン

創造説に対して進化説を唱えたのは別にダーウィンが最初ではない。ダーウィンの爺様やラマルクらが、既に提唱していた。ダーウィンの特徴は、生物進化に「経済理論」を持ち込んだことなのである。 あれ?と思うでしょ。資本主義経済による自由競争社会を、「…

レヴィナス〜死者の哲学〜

あー,そろそろ仏教思想も再開したいんだけど,その前に,とある人に読んで頂ければいいなと思った文章を.内田樹氏のブログから抜粋.⇒Archives - 内田樹の研究室

デカルト・続き

さて,では書物を捨て,諸国を渡り歩いて観察を続けたデカルトの哲学とは,どんなだったのかと. デカルトの哲学は,基本的に,とゆーかテッテテキに「疑う」とゆーコトである.見ているモノ,聞いている音,味わっている食べ物,ワインのニオイ,触っている…

 ラッセル:ねたみ

人間の幸福に必須の要素は単純であり,単純すぎて,知的に洗練された人びとは自分たちに真に欠けているものは何であるか認める気になれない. これまたキョーレツな皮肉だなー.

我思う,故に我あり

仏教ばっかり偏っててはバランスが悪い.ワタクシはそもそもヒトツのモノゴトにアタマやカラダを支配されるよーな状態が好かんのである.(だから論文書かなきゃイケナイこの状態でも,日記は書く) で,「諸法無我」なんか,ワタクシがよく似てるナと思った西…